段ボールシート

狭い意味での段ボールとは段ボールシートのことで、どのような段ボール製品にも使われる素材です。
段ボールシートはライナーと呼ばれる原紙に波型に加工されたフルートと呼ばれる中しんを貼り付けて、さらにその裏側にライナーで補強したものが段ボールシートです。
ライナーと言う英語は野球でも使われますし色々な使われ方をする言葉ですが、段ボールの場合は裏地とか内張りの意味合いで使われています。
ですから、段ボールシートのシートは板のような意味をもっています。
つまり紙の板と言うわけです。
まさにこの形状を持った段ボールシートが無いと段ボール製品は生まれてこないのですから、一番大切な素材であると言えます。
そもそも井上貞治郎が実用新案を取ったと言われている最初の段ボールにもこの段ボールシートが使われていたと思われますから、段ボールの原理そのものは最初から現在に至るまで変わっていないでしょう。
もし、違うコンセプトで段ボールに似たような素材が出来た場合にはそれは段ボールではありませんから、別の呼び名がつけられることになります。
そして、少しここで触れておきますが、中しんの段々の波型にはフルートと言う呼び名がつけられています。
これはフルートという言葉には波打つという意味があるからです。
フルートは最初はどのようなものであったか今では定かではありませんが、現在では様々な種類に分けられています。
現在の段ボールの主な用途は箱の形になった段ボール箱ですが、段ボールはこのフルートの種類により用途が決まるようです。
緩衝材やコンクリートパネルなどにも段ボールは使用されています。
また、梱包用にも輸出用の梱包材としての段ボールは特別なもののようで、特殊なフルートを使用しています。
つまり、今では段ボールは木箱の代わりになるだけではなく、場合によっては鉄箱の代わりにも使われるようになっていますが、全てその大元は段ボールシートにあると言えます。
それは段ボールの全ての部分が段ボールシートで作られているからで、強固な段ボール箱を構成する段ボールシートはそれを様々な形に加工して組み合わせているから強固になるのです。
もし、日本の段ボールの父と呼ばれている井上貞治郎が現在の段ボールや段ボール製品、さらにはその利用のされ方を見たらどのように考えるでしょうか。
段ボールシートは当初から見れば格段の進歩を遂げていますし、その利用方法も複雑になっていて、だからこそ鉄の箱を代用するまでになったのです。
多分段ボールの父が現存していたのなら、別の製品を開発して別の呼び名をつけるのではないでしょうか。
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